黎明通信・PTA支部だより8月号を担当する第7支部です。第7支部は北見市常呂町の支部で、オホーツク海とサロマ湖に抱かれた砂州に花々が映える「ワッカ原生花園」など、自然豊かな恵みの中で農業と漁業が栄える 地域です。日本最大規模の通年型カーリングホールを有し、「常呂遺跡」と「ホタテ養殖発祥の地」の歴史が息づいています。写真は、生徒たちが毎朝通学で利用する北見市常呂交通ターミナル(旧国鉄:湧網線常呂駅跡地)で、毎朝ここから多くの生徒が網走の高校に向け出発します。ここから網走南ヶ丘高校までの距離は約40㎞あり、ジャガイモ畑、ビート畑、オホーツク海、能取湖、網走湖を横目に眺めながら、四季折々の風景をひた走る網走バスに揺られながら登下校しています。
さて、ここからは、北見市常呂町がゴールになっている『サロマ湖100㎞ウルトラマソン』について紹介していきます。
■サロマ湖100㎞ウルトラマラソンは、いつ頃から始まったのでしょう?
株式会社アールビース(当時ランナーズ)の前代表、橋本治朗氏が偶然サロマ湖のポスターを見て、「こんな所で走ることができたら・・・。」と思い立ち、地元3町(常呂町・佐呂間町・湧別町)に思いをぶつけ、地元の人たちは半信半疑ながらも第1回大会がスタートしました。
サロマ湖は周囲92㎞ですが、オホーツク海に注ぐ湖口と密漁防止のための立ち入り禁止区域を除くと湖畔に沿うコースは約70㎞。そこに常呂川土手の往復などをプラスして100kmを設定し、1986年9月14日(日)にランナーズ誌に掲載した告知で、全国から58人が集まり、翌年に正式大会を開催するためのプレ大会として開催されました。翌1987年には、正式大会として開催され、100kmの部に216人、50kmの部に63人が参加しました。1988年には、100kmの部は526人に、以降は回を重ねるごとに参加者が増え、1994年の第9回大会では「IAUワールドチャレンジ」として開催され、アジア地区初の開催となる等、全国のランナーにとって憧れの大会へと育っていきました。
2024年、今年の第39回大会は、100kmの部に3,371人、50kmの部に535人が申し込みされる大会となりました。
■大会記録豆知識
【100㎞ロード世界記録】
男子:アレクサンドル・ソローキン(リトアニア) 6時間5分35秒
女子:安部友恵(日本) 6時間33分11秒 *2000年サロマ湖100㎞ウルトラマラソン
【100㎞ロード日本記録】
男子:山口純平(日本) 6時間 6分8秒 *2023年サロマ湖100㎞ウルトラマラソン
女子:安部友恵(日本) 6時間33分11秒 *2000年サロマ湖100㎞ウルトラマラソン
■サロマ湖100㎞ウルトラマラソンの魅力は?
世界陸上競技連盟、日本陸上競技連盟、国際マラソンロードレース協会、国際ウルトラランナーズ協会の公認コースとなっており、格式が高い大会であること、10回完走すると「サロマンブルーメンバー」20回完走で「グランドブルーメンバー」の認定制度があり、足形プレートがゴール地点に永久に保存される等、参加者の目標になっていることがあります。
また、自然環境が美しいサロマ湖やワッカ原生花園(国定公園・北海道遺産)が舞台の大会であり、地元中学生、高校生を含む約2,000人のボランティアスタッフ、運営スタッフの応援する気持ちが伝わっていることが最大の魅力かもしれません。
もちろんこのスタッフの中には、第7支部の生徒もお手伝いに参加してくれています!
これで第7支部の紹介を終わります。
黎明通信・PTA支部だより第1号を担当します、第9支部(東藻琴地区)です。本号では、東藻琴地区について、お話しさせていただきます。
まず最初は、通学についてです。今も昔も、東藻琴在住の生徒は、バスに乗って通学しています。学校近くの桂町3丁目までの乗車時間は約30分です。
現在バスは、往復共に平日は1日5便(休日は往復共に1日4便)の運行で、学校に通学するには、往路発1便(7時30分)のバスに乗らなくては、授業開始に間に合いません。(最終便は網走駅発18時30分です。)
ちなみに、40年前は7時発と7時30分発のバスが運行されており、7時発には1年生。7時30分発には2・3年生が乗車するのが慣習(暗黙の了解)となっていました。
今は、先輩・後輩関係なく同じバスに乗車していますが、少子化や進学先の多様化に伴い網走行きのバスに乗車する生徒は少なく、空席が多く見られます。
続いて、8月25日(日)大空町東藻琴地区で開催される「第42回ノンキーランドふるさとまつり」を紹介します。
このお祭りは、ひがしもこと乳酪館に隣接する「緑とチーズの里ふれあいパーク」を会場に開催され、メインイベントの「ロール転がしどってん酷」では、男子の部は400kgの牧草ロール(女子の部は300kgの牧草ロール)を1チ ーム4人で転がし、ゴールまでのタイムを競うレースです。(ロール転がしは、昭和60年から始まり、当時は男子800kg、女子500kgの牧草ロールを1チーム5人で押していましたが、ロールを作る機械の仕様が変わり大型のロールを作ることが出来なくなってきたことから大きさや重さが変わってきました。)
北海道弁で「驚く」を意味する「どんてんこく」と、重い牧草ロールを転がすレースが「酷」であることをかけて名付けられたものです。
レースで使われる牧草ロールは、地元の農家さんにご協力いただき大空町の職員が手作業で1つ1つ作っています。ので、中には「いびつなロール」もあり、真っすぐ転がらないのも、この大会の面白さでもあります。すなわち、「力」だけの勝負ではなく、「運」や「ロールのコントロール」も必要になってくる競技なのです。
レースの最難関はコースの途中にある91cmの山です。これを超えるのが超~大変!見ている方も力が入ります。
なぜ91cm?かと言うと、91cmの山を越えられないで棄権すると、悔い(91=クイ)が残ると言う意味合いで91cmになったようです。
予選、決勝と勝ち上がり、みごと優勝したチームには20万円(女子の部は10万円)の賞金が贈られます。
会場内では、ロール転がしを見ながら、焼肉を楽しむことができ、他にも次のとおりイベント等が予定されております。
8月最終日曜日は、是非東藻琴で、熱い夏を楽しんでください。
ふるさとまつりのスケジュール
9:00~ 友愛セール・野菜即売会
9:30~ 売店コーナー
9:30~12:00 ロール転がしどってん酷 予選・決勝
10:00~ お楽しみゲーム・ちびっこ広場
11:00~14:00 野外バーベキュー
12:30~ ステージイベント(ジャグリング)
13:30~ お楽しみ抽選会
焼肉券販売のお知らせ(前売り券販売中)
焼肉券を購入すると、お楽しみ抽選会に参加できます。
1東藻琴牛 前売り券1,700円(当日券1,900円)/260g
2知 床 牛 前売り券2,200円(当日券2,400円)/200g(和牛)
※詳細は大空町のホームページをご覧ください。